
さて、帰国してからフランダースの犬の最終回を見ます。

最終回のタイトルは「天使たちの絵」。

冒頭のナレーション:
パトラッシュには、なぜネロが自分のそばから姿を消したのか、
分かりませんでした。でも、何か大変なことが起こりつつあることは
鋭く肌で感じていました。コゼツ家の暖かい暖炉も、スープの匂いも、
パトラッシュを引き止めることはできませんでした。
ただ、ネロを探すことだけで老犬の頭はいっぱいでした。

同じころ、ヌレットは馬車でネロの家に向っていた。
クリスマスに会う約束を以前からしていたのである。

風車小屋の火事がネロの運命を大きく動かします。
ですので、ここで前回までの風車小屋の一件のダイジェストを。
村のシンボル、風車小屋で原因不明の火事があり・・・

村人総出で放水するも、風車小屋はほぼ全焼してしまった。

コゼツ家の使用人ハンスは、
火事のあった日の夜遅くにネロが外出していたと話すと・・・

村人たちはネロが放火犯だと思いこんでしまい、ネロは村八分になってしまう。
ネロは村人からの圧力で残っていた牛乳運びの仕事も失い、
収入源を完全に断たれてしまった。ここまでが前回までのあらすじ。

ここから最終回に戻ります。
クリスマスイヴの夜に風車の職人であるノエルじいさんがコゼツ家を訪ねてきた。
コゼツ「ノエルじいさん、こんな時間に何の用事かね?」
ノエル「コゼツさん、風車を直すようにと呼んだのはアンタだろ」
なにもイブの夜に来なくてもとコゼツ旦那(アロアの父)は迷惑そうに言うが・・・

「ところでハンス、聞きたいことがあるのはお前だ。
ネロが風車に火を付けたという噂があるが、本当かね?」

ネロが放火犯だと言い触らしたハンスだが、
「そんな噂もちらほら・・・」と、とぼける。

「ば〜っかもん!」とノエルはハンスを一喝。
風車の手入れをしないで使い続けたコゼツとハンスが悪いと指摘する。
ノエル「さっき、あの風車を調べてきたよ。油もやらず掃除もせず、
そのまま風車を使い続けたあんたらの責任だ」。
油の切れた風車の歯車にゴミが詰まり、摩擦で火の粉が発生し、
それが小麦の袋に引火したのが火事の原因だった。

「それを、ネロが火を付けたと言いふらしたのは誰なんじゃ、ハンス!」

アロア「ハンスさん、ネロに謝ってね」
ハンス「へぇ、謝りますとも」
コゼツ「そうだ、いますぐにでもネロの所に行って謝ろう」

ようやくヌレットがネロの家の前に到着。
「ネロ、おじいさん、ヌレットだよ。約束どおり帰ってきたからね」

しかしヌレットが家の中に入ると・・・

家の中は整頓されており、蛻(もぬけ)の殻だった。

1人になったネロを引き取りに来る日がクリスマスだったミシェルが来た。
ヌレットはミシェルからジェハンじいさんが亡くなったことを初めて聞く。
そして驚愕し、落胆のあまり座り込んでしまった。

雪の中、コゼツ家の馬車がネロの家に着くが・・・

時既に遅く、成す術が無かった。

アロアがネロの書き置きを見つける。

収入源を断たれたネロは家賃が払えなくなり、執拗に取り立てるハンスに
クリスマスまでには出て行くと約束してあったのだった。
残った品物で家賃を補てんして欲しいと書いてありました。
最後の1行は「アロア、さようなら」。

皆がネロの家に集まる中、コンクールの審査員をしていた
アントワープの画家ペンドリックレイが突然訪ねてきた。
ルーベンスの後継者になりうる素質がネロにはあるとのことで、
ネロを引き取って絵の指導をしたいと申し出てきたのだ。

コゼツ「わしが悪かったんだ。絵ばかり描いている貧しい子供が
娘と親しくなるのが気に入らなかった。ただそれだけのことで、
この村から追い出そうとさえ考えていた」

皆がネロの家に集まっている頃、既に家を出てしまったネロは、
行くあてもなく激しい吹雪の中を歩いていた。

コゼツ旦那は、村人たちに手分けしてネロを探すようお願いする。






みんなでネロを捜索するも、見つけることはできなかった。

ジョルジュとポールは、泣きながら鐘を鳴らすしか術がなかった。

猛吹雪の中、さまようネロの前にアントワープの大聖堂が・・・
途中、靴や帽子を雪の中に置いてきてしまうのだが、
それが後にパトラッシュがネロを見つける手掛かりとなる。

寒い中、ネロは裸足でようやく大聖堂に着いた。扉が開いていた。

大聖堂に入るネロ。

とても厳かな雰囲気の大聖堂。パイプオルガンのBGMが始まります。

「あ、カーテンが開いてる」ネロは驚きます。

今まで見ることのできなかったルーベンスの絵のカーテンが開いていたのです。
まず1枚目「キリスト昇架」です。

感慨深く絵を見つめるネロ。
通常は銀貨1枚ないと見せてもらえないのです。

もう1枚の絵のほうに駆け寄ります。

続いてもう1枚も見ることができました。「キリスト降架」です。

「とうとう僕は見たんだ、なんて素晴らしいんだろう」

「マリア様、ありがとうございます。
これだけで、僕はもうなんにもいりません」

そう言い残して倒れてしまう。

アロアの家(コゼツ家)の暖炉の前に置いてきたパトラッシュだったのだが、
ネロを探してさまよい、そして聖堂に入ってきました。

ネロの落し物を頼りに来たのである。そして横たわるネロに気付きました。

老犬パトラッシュも最後の力を振り絞ってネロに近寄ります。

「パトラッシュ、僕は見たんだよ。一番見たかったルーベンスの2枚の絵。
だから僕は今すごーく幸せなんだよ」

「パトラッシュ、疲れたろう、僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」
ネロとパトラッシュは飢えと寒さで息絶えてしまいます。

ネロとパトラッシュが息絶えたのを察知したアロアが吹雪の中すごい声で叫ぶ。
「ネ゛〜ロ゛〜」。迫力ありすぎて、濁点ついてたわ。

大聖堂で横たわるネロとパトラッシュに対して・・・

真っ暗だった大聖堂の天井から・・・

突然光が舞い込み・・・

天使たちが舞い降ります。

そしてネロとパトラッシュを囲むように・・・

天へ誘います。

ネロとパトラッシュは天へ導かれてゆきます。

大聖堂の外に出ると様相が変わります。

かつて牛乳運びで使っていたリヤカーをパトラッシュが牽き、
ネロが乗っています。

ナレーション:
ネロとパトラッシュは、おじいさんやお母さんのいる遠いお国へ行きました。

もうこれからは、寒いことも、悲しいことも、お腹のすくこともなく、
みんな一緒にいつまでも楽しく暮らすことでしょう。

最後はコンクール用にネロが描いたスケッチでフィニッシュ。
まさに最終回のサブタイトル通り、「天使たちの絵」なんです。



















































